法月

青の光線の法月のレビュー・感想・評価

青の光線(2011年製作の映画)
2.5
黒川芽以目当て。それだけで鑑賞。
なんの予備知識もなく観たのだが、偶然、一本前に観た「ケンとカズ」との設定の重なり、多し。

緩い。すべてにおいて、緩い。
非合法な商売に手を染めている主人公を描きながら、まったくヤバさが感じられない。匂いがしない。「ケンとカズ」と比べるべくもない。

森岡龍と黒川芽以、街中で偶然知り合った若い男女。
それぞれ、心の底に重い荷物を抱えているらしい。
一から十まで説明する必要はない。
けれど、その重さが全然伝わってこない。薄っぺらい。好きになれない。

映画に登場する安っぽいビリヤード台。よく知らんが、落ちた球を受ける部分が籠。なんか、悲しい......

低予算映画だからってけなしてるわけではないよ。
雰囲気だけの緩いところで作られてるのが悲しいんだよ。

柄本時生の飄々とした舎弟ぐあいは面白かった。
なんだかんだいっても黒川芽以観れたのは嬉しいので、2.5点。
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