タカシサトウ

ブラインドのタカシサトウのレビュー・感想・評価

ブラインド(2011年製作の映画)
3.8
 リメイク版「見えない目撃者」を先に観たので、大体のストーリーは分かっていた。

 でも、こちらの方が、ちゃんと作ってあると思った。リメイク版の犯人が、主役二人を忖度して攻撃がゆるかったのに、「ブラインド」ではそれがなくハラハラしたし、刑事達が弱過ぎることもなく、不意を突かれたからやられてしまう展開だった。

 また、犯人が背景像が、リメイク版では、取ってつけたようなものだったのに、こちらは描かれていず、その方が却って怖さがあるように思われた。リメイク版のような無駄な残酷描写もなかったし。そういう意味で、突っ込み所はほとんどなかった。  

 ただ、リメイク版は、吉岡美帆がヒロインで、それはとても良かった。こちらのヒロインのキム・ハヌルは良かったが、私はよく知らないので、リメイクの吉岡美帆の方が好みで観やすかった。

 リメイク版を観なければ、「ブラインド」を観ることはなかっただろうけれど、こちらの方を先に観る方がいいと思う(2024.2.3)。