じゃっく

西遊記 はじまりのはじまりのじゃっくのレビュー・感想・評価

3.8
チャウシンチー監督、「西遊記」の新解釈版のコメディファンタジー作品。

三蔵一行が天竺へ旅立つ前のエピソード0のストーリー。
まだ三蔵法師となる前の青年玄奘は、全ての妖怪は善の心を持っており改心させる事が出来ると信じ妖怪ハンターを生業としていた。
しかしなかなか妖怪を改心させられずにいた。修行の一環として高額賞金の妖怪猪剛烈を退治に向かうが失敗に終わる。
猪剛烈を倒すべく孫悟空に会いに行く玄奘だった…

最近観た映画の中でダントツ面白かった。
CGの使い方やベタなネタが誰にでも分かるストーリー運びはチャウシンチーならでは。
※ちょっとご都合主義過ぎる部分もあるがご愛嬌。

夜なのに途中何度か声を出して笑ってしまった。
孫悟空からスーチーがダンスを習うシーンとかメイキングばりの空気感が堪らない。
トランスポーターよりもスーチーが可愛く見えたのはハマり役だったのか。

吹替え派の私がもれなく吹替えで視聴したが結構ちゃんとしたクオリティだった。
斎藤工、貫地谷しほりを起用しつつも実力派声優の山寺宏一や羽佐間道夫などでまとめ違和感なく観れた。

どうやら続編が製作中らしいので期待。

日本のプロモーション費用がなかったのか、あまり評判にならなかったがチャウシンチー監督の中では一番かも。地味にオススメ。
じゃっく

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