家族ドラマ、たぶんコメディ(ヘビーではあるけど)
出演者、ヨハネス・バー・クンケ、リーサ・ローヴェン・コングスリなど
【内容】
スキー場へバカンス(5日間)に来た家族(夫婦と小さな子供2人)に起こる不和を描くシニカルコメディ
・ストーリー
家族がレストランの屋外席でランチしてたら遠くで雪崩が起きている
怖がる奥さん、子供たちを前に
パパは「すげー、大丈夫だよ、ここまでは来ないよ」な感じで余裕ぶっていた
ところが雪崩はだんだん大きく見えはじめ物凄いスピードで迫ってくる!
「パパーパパー!」と叫ぶ子供たちを守ろうとするママはパパが居なくなっているのに気付く(家族を放って自分だけ逃げた)
あたりは雪煙に覆われたが、幸い雪崩は直前で止まりみんな無事であった
何食わぬ顔で食事の席に戻ってきたパパであるが、家族の間には沈黙が流れる、、、
【感想】
凄い空気と地獄のような絵面が印象的な映画だった
そして色々と考えさせられるテーマでもあった
男友達だったら「お前ビビリだなー」「いやいやお前がノロマなんだろ」とか笑い話で済みそうだけど
女性や子供相手、まして家族内でやっちゃうとやばいよね
興味ない話でも「わかるー」とかやんないと「味方してくれない」とかなりかねないくらいだからね
しかもこの場合は「私はいいけど子供たちは?それでも父親なの?」があるから余計しんどい
劇中言われてた「逃げるタイプ」「守るタイプ」ってのもなかなか深いなぁって思った
無意識の反射行動ならどうしようもないもんねー
かといって「認識がズレてる」とか誤魔化して認めないのはどうかと思ったけど
やっぱそこじゃいかな?そのことで奥さんがショック受けてるんだからフォローしとくべきでしょ
「認識がズレてる」「何事もなかった」はあんまりだと思った
でも奥さんも奥さんでやや暴走しすぎよね
わからなくはないけど、そういうときの旦那さんがかわいそうに見えちゃう