上野

思春期ごっこの上野のネタバレレビュー・内容・結末

思春期ごっこ(2014年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

思春期の感情のブレでは説明がつかないほど納得のいかないシナリオ。

もう同性愛者のキャラ(思春期特有の勘違いかもしれないが、作中ではそうとれるキャラクター)を頭のおかしい人間にするのはやめてくれ。
だって異性愛の儚い青春恋愛映画だったらこの脚本になるか?映像が綺麗だから誤魔化されてるけど、好きだった子のリコーダー舐めた奴が主人公の映画作ってるようなもんだぞ。

イマイチ奈美江のいる意味もわからない。鷹音の嫉妬要員でしかないキャラクター。元小説家なことを同僚に馬鹿にされても最後まで言い返さないし、新しく小説を書き始めることもない。三佳の小説を盗作した件も最初は謝らずに途中からは鬼電&付きまとって謝罪。大人としてもずっと行動がおかしいし嫌いだな。

鷹音は恋愛感情を最後の最後に爆発させていたけど、それにしたって骨折してる想い人をプールに引っ張り込むかね?受け身が取れなくて大変なことになったらどうしようとか考えるだろ。あと性別に関わらず人のスクール水着を着るのは気色悪いし、あんな無理やりキスをしてはいけません。
あと三佳が鷹音の思いを拒否したのは理解できるんだけど、その後奈美江の家に行ったのはなんで?夜中にあんなビショビショになってたら家に直行すると思う。キスするのも理解できなかった。直前にあんな怖い思いをした上に、相手は盗作云々で直前まで悪感情を抱いていた奈美江だぞ?全く作中ではその感情が読み取れなかったけど、やっぱり本当は奈美江のことが好きだったのか?

プールのシーンや奈美江の執筆シーンの下着姿の撮り方に嫌なイヤらしさを感じてあまり好きではなかった。あとイマイチ小説『思春期ごっこ』と登場人物たちの行動がリンクしているように思えなかった。
上野

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