シネマゆっこ

クライマー パタゴニアの彼方へのシネマゆっこのレビュー・感想・評価

3.7
スポーツクライミングのスーパースター、デビッド・ラマが、仲間と共に超難関パタゴニアセロトーレへのフリークライミングでの世界初登攀に挑む姿に密着。

映画はチームの日常の様子や他のクライマーのコメント、疑惑の登攀記録やスポンサーとの関係なども交えつつ進むのだが、こういった登山場面以外のエピソードもよく効いていて、偉大なチャレンジを大いに盛り上げてくれる。

そして肝心のフリークライミングのシーンだが、これはもう圧巻、ただただ圧倒されるのみ。言葉を失ってしまう。

デビッド・ラマさんはこのチャレンジで自分は「クライマーからアルピニストになった」と仰られましたが、私は貴方を見てクライミングファンになりました。

デビッド・ラマ。登山家。2019年4月16日。カナダの雪山で雪崩に遭遇。永眠される。
ご冥福をお祈りします。