息子に向き合うって、
息子自身の努力を鼓舞するとか、
息子のやりたいことのサポートをすることとか、
息子の病状を理解してその苦痛を分かち合うこと
だと思ってた。
でもこのパパは違う。
常人一人でも達成するのが困難であるアイアンマンレースを文字通り「息子を抱えて」代わりに完遂するのだ。
並の覚悟では出来まい。
息子の苦難も多い。
自転車の上では睡魔にも襲われる。
ずっと同じ姿勢で座りっ放しというのも大変だ。
バランスを崩せば上手く体を庇えずに大怪我にも繋がり、パパのせいだとなる。
直射日光に風雨も厳しい要素だろう。
しかし、息子のアイアンマンレース出場の意思は固い。
大変だ、無理だと及び腰の父親を罵り、我を引っ込めることはなく元気に罵る。
安全などを確保できないと参加を認められないとする大会委員会にも乗り込む。
なんだコレたまげたなぁ。
まぁ各ご家庭の中で決めたことに別に文句はありませんよ。怪我やなんやあってもアイアンマンレース運営を訴訟したりしなければ。
パパのアイアンマンっぷりに★1個プラス。
パパ主役として観れば、楽曲も盛り上がるし、風光明媚な景色も良い。
実際に同じようなスタイルでアイアンマンレースに何度も出場してる父子がいるので、それは本当にすごいと思う。
