グレート デイズ！ 夢に挑んだ父と子の華のネタバレレビュー・内容・結末

最初こそ「憎たらしくてむかつく父親だな！」と思ったが、あの頑張りようを見せられては前言撤回と言いたくなる。
息子と向き合うのが怖かったから、あんなにツンケンした態度をとってしまったのではないだろうかと思った。
向き合ってしまったら現実を受け入れなくてはいけないから。

父親がアイアンマンレースに出ると承諾するまでの流れは急だったが、そこには目を瞑るとしても、ただ、やはり息子はもう少し協力の姿勢を見せるべきだと思わざるを得ない。

何でもっと応援の声をかけないんだろうと思ったし、自転車ロードレースで眠ろうとしたシーンには思わず腹が立った。「え。何で？ あんたが言い出したことだよね？」
長距離走で自ら車椅子をこぎだした時も、「その手があったじゃん！」」とこちらも思わず声に出してしまった。

弱者扱いされるのを嫌がっていたが、それこそ自分が弱者だと認めてしまうことになっているのではと感じた。