【ウォウ ウォウ♪はないでしょ】
「セット感/スタジオ感」が物凄い。
別にセットで -スタジオで- 撮影してもらっても一向に構わないのだが、「数カットでも実景ショットを挿し込む」等の工夫が欲しい。それだけで セットも、実景も、相乗的に映えると思うのだが。
スローモーションの使用、別々の場所にいる人物のカットバック等、その用法に首を傾げたくなる箇所も目につく。
『いいか?落語の修行は辛えぞー』-然し、蕎麦をご馳走になっているだけにしか見えず、修行の過酷がまるで迫ってこない。
また、登場する人物皆が 落語にメロメロ/大受けしているのにも大いに違和感有り。
浜田省吾の『ウォウ ウォウ♪』が鳴り響くエンドロールも作品イメージに合っていない。
《劇場観賞/試写》