すー

アデライン、100年目の恋のすーのネタバレレビュー・内容・結末

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

メモ:
若い肉体には若い精神が宿るのだろうか。
精神は老いることは無いのか。肉体が老い、それに付随している精神が老いるのか。
肉体が若いまま、100年生きたら、1000年生きたら、その精神は肉体のように若いままなんだろうか。
やる気がなく偏屈で変化を嫌う精神が宿るのか、希望に満ちて新しいものに挑戦する新鮮な精神が宿るのか。どうなんだろう。
後者であって欲しいな。

永遠に自分だけが歳を取らないってテーマの延長線には火の鳥未来編があるんだけど、小さい頃にあれを読んでからこの手のストーリーにとても弱い。
自分が変わらずに、周りの愛する人が変わっていき歳を取っていなくなっていくってのは残酷なことだよなあ。

私の中でこの映画はラブストーリーとしてではなく、それまで失ってきたであろうものの多さとかここまでの人生の孤独を想像して観る映画だったな。
このお話の終わらせ方は2つ想像してて、1つは一緒に歳を取っていくという終わらせ方。この映画はそうなっていた。
もう1つは、いつか愛する人も自分を置いて死んでしまうことを受け入れてそれまで一緒に過ごすことを選ぶお話にする終わらせ方。

なんか色々考えちゃった。いい映画だったな。
すー

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