正直言ってﾌﾞﾚｲｸ・ﾗｲﾌﾞﾘ-ってこういう役のｲﾒ-ｼﾞ無かったから意外だった。ｽﾄ-ﾘ-ももっと御伽噺的な感じかと思っていたけど科学的で,切なかった。過去に触れるたびに愛おしむような視線を投げかけるｱﾃﾞﾗｲﾝ。自分だけしか歳を取らず,娘にも歳を越されるなんて拷問でしかない。観る前まではあんな姿のまま永遠を生きるなんて羨ましいと思っていたけれど,思いの外哀しみが強かった…。美しい姿のまま永遠を生きたって「幸せ」とは言えないんだなって。知り合いが全ていなくなったら少しはﾏｼになるのかな。そんなｱﾃﾞﾗｲﾝのお洒落なﾌｧｯｼｮﾝｾﾝｽと優雅な動きは眼を見張るものがあった。
