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宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟のkirioのレビュー・感想・評価

3.8
「2199ヤマト」のサイドストーリー
総集編やら劇場公開が乱発しているが、あくまで完全オリジナルのスピンオフ

笑うくらいコテコテな出渕裕のヤマトワールド全開で良かった

STORY
はるか彼方のイスカンダルから、16万8千光年の帰路につくヤマト
しかし、新たな敵ガトランティスの攻撃で、未知の空間に迷い込む。乗員の記憶を再現したようなその場所で、ヤマトはガミラス残党バーガーに出会う。この異次元の屋敷で、ヤマトとガミラスの奇妙な共同作戦が始まろうとしていた…


岬くんや西条を抑え、新生ヤマトヒロインでも印象の薄かった桐生を抜擢(もっともこちらの企画が先にあったらしい)
もう性懲りも無く、スタッフみんなヒロインキャラが好きすぎて…

物語はヤマトとガミラスの双方から真相を探る心理サスペンスになっている
TV14話の魔女編、記憶回廊編をヒントにミステリー調に仕上げた本作
密室空間での共存からサスペンス、和解、共闘の流れが熱すぎて笑える

ちゃっかりガトランティスからの「さらば」「II」「2202」路線を匂わせるあたりも、らしくて良い

昭和40年代生まれ=リアタイ・ヤマト世代オタクが喜びそうな、ありとあらゆるネタをぶっ込んでくる2199
そういう意味で心躍るショートエピソードだ
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