資本主義の雨が槍のように降り、湿気がまとわりつき、水たまりには足を取られる世界で、どのように生きていけるだろうか(そして映画を撮るとしたらどうなるのか).......ということを語ろうとしているかの…
>>続きを読む食うと寝ると出すのバランスを崩すと、人間は結構簡単に壊れるという事をこの監督はきっと知っている。かつて一人で店に立たなければならない仕事に従事した事がある。一人なのだから例え尿意を催しても、便意を催…
>>続きを読むツァイミンリャンが好き、と言えた映画である。
長回しのシーンがいちいち美しく、現実的かつ色味が綺麗で、カーションの動きも圧巻。
話のうえでは表層と深層意識の狭間のような印象だけれども、ひとつの作品と…
抑制の効いた長回しロングショットによる冷たい質感の画が美しい。
汚い街、野外での小便が映画の力で神秘的になる。
同日に見た「河」がリアリズム重視だったのに比べると、撮り方も凝っている感じ。カメラを真…
完璧、でありながら特異性も高い。
欠陥が本当に本当に一カ所もない。(クーリンチェ236分版やラヴ・ディアスなんかに騙されてる人には是非これ観て真の傑作に震えてもらいたい、、なんて勝手に偉そうに言う。…
二度目だが全然ピンと来てない。説明が全然ない上に時間軸がぶっとんだりしてて今まで見てきたミンリャンの中でも本当にぶっちぎりで訳が分からない。後半はリアルというより幻視っぽいと思った。
一つ言えるこ…
よーし、みんな今すぐ映画館の座席に小便かけてマーキングしろ!ここが俺らの領土や!
「我らの領土の山河」=壁画=映画=理想
理想は寄り添えれど逃げていく。
スクリーンの中には入れない。
ここで生きて…
YouTubeにあるのは字幕が分からなかったので、今回ようやく蔡明亮の引退作の全貌に触れることができた。これは李康生の表情の映画であり、寝食の空間である家を失い都市をさまよう家族の物語だった。野良犬…
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