このレビューはネタバレを含みます
もはやこの芸術作品を映画と言って良いのかも分からないし、素人には考える事すら放棄させる。それこそが蔡明亮であり、本作こそが最終的に辿り着く所だったのだろう。
これは自分が足を踏み入れたらいけない世界に入った感じを味わえる。年齢が若いからという理由で、合わない作品というのは数多くあるし、それは自分でしっかり理解している事だが、この作品に関しては、いつどのタイミングで観たら良いのか分からない。
絵画でも映画でもない、なにか違うモノ。
キャベツをひと玉食べるのは時間がかかるという事を学べる映画。
