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郊遊 ピクニックのatyのネタバレレビュー・内容・結末

郊遊 ピクニック(2013年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ハート型のフォトスポットが作られた、変わり果てた姿の壯圍沙丘旅遊服務園區で見た。創造力の塊とでも言える建築の敷地内に、想像力の欠片もない造形物が作られる現実。

その環境で見た影響もあって、映画のテーマも、くだらない現実から身を引き、他を閉ざす生き方に見えた。創造性を閉ざして、つっ立って居るだけの仕事をして、廃墟に住む男。と、その子供たち。キャベツの人形や、必死に弁当に食らいつく姿は、人間の動物としての姿を思い出させる。

しかし、子供たちは現実に連れ戻されてしまう。残された男の号哭は凄まじかった。ずっと目を背けることはできない。いつか戦う時が来る。

拜拜沙丘…謝謝沙丘…
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