このレビューはネタバレを含みます
もはやこの芸術作品を映画と言って良いのかも分からないし、素人には考える事すら放棄させる。それこそが蔡明亮であり、本作こそが最終的に辿り着く所だったのだろう。
これは自分が足を踏み入れたらいけない世…
「人間立て看板」の仕事で身銭を稼いで廃墟を家にして子供を養う貧しい父親のお話
ツァイ・ミンリャン監督特有の狂ってるとしか言いようがない長回しが見事に父親の生活を描くに相応しいリアリズムを演出してい…
『天橋不見了』から大好きな蔡亮明。
固定カメラ長回しが特徴な監督だが今作は過去一で固定、そして長回し、観る者の忍耐力が問われるようだった。
でもその一見微動だにしないシーンを端から端まで注意深く見つ…
普段から長回しの多い蔡明亮だけど、それに慣れていてもなおびっくりするラスト怒涛の長回し。私vs蔡明亮のどっちが先に音を上げるか勝負。蔡明亮作品常連のチェン・シャンチーと李康生が順番に場面を後にして幕…
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ハート型のフォトスポットが作られた、変わり果てた姿の壯圍沙丘旅遊服務園區で見た。創造力の塊とでも言える建築の敷地内に、想像力の欠片もない造形物が作られる現実。
その環境で見た影響もあって、映画のテ…
とにかく寄るべない、哀しい気持ちになる映画だった。
リー・カンションは本当に寂しい役がよく似合う…
初期先品+これのBlu-rayBOXは『河』以外は繰り返し観る気がする。
『河』は向こう10年く…
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