夫の職場に弁当を届けてくれる配達人がいるんだね。夫より早く起きて出勤までに間に合わせないといけないプレッシャーがないのはありがたい世界。
まずね、聞いたことのない食べ物ばかりで全部食べたくなるわ。
主人公たちはイスラム教らしい。土葬の墓地が足りなくて、縦型の墓地を勧められる。満員電車でも立ってるのに、死んだ後も立たせられるんかい、とボヤく。GDPが上りに上ったインドの中間…よりちょい上のクラスと見ました。高層ビルが立ち並ぶが、職場はIT化できておらず、書類の山の中で仕事をしている。せっかく安定した職を手に入れても、私生活は幸せではない。ブータンの国民総幸福度をうらやましがる。がんばってGDPを上げたのに幸せになれない憤り。この辺りは日本も大いに共感できるのではないか。結局は夫の浮気説とか、古今東西悩みは変わらないのですよ。
結婚した孤児の部下は目をキラキラさせて未来を見ている。そして最後の老人の皺だらけの手。良かった。
