No.1682 監督:サテーシュ・バトラ
2014年インド🇮🇳/フランス🇫🇷/ドイツ🇩🇪
私は「食」を扱った映画が大好きだ。
美味しそうな料理が出てきて、主人公が舌鼓をすれば、もうそれだけで映画は合格🤭
観終わった映画は大事に「#美味しい映画達」の中に収めている。
ということでその候補になりそうなこの映画、フォロワーさんのレビューとジャケ写を観て飛びついた。レビューは観る前だからあまり読まず。
実はclipしてからしばらく時間が経っていて、すっかり、フランス🇫🇷を舞台にした映画と勘違いしていた。
まさかこんなインド映画があるとは思わなかったから。
しかし物語は、インド🇮🇳でなければ始まらない。インドの弁当配達システムの誤配送から生まれた奇跡のドラマだから。
「間違った電車も、時に正しい場所に辿りつく」こともあるかもしれない。
物語の途中に出てくるこんな言葉が、いつか二人を正しい場所に連れて行ってくるれると信じながら、二人のすれ違いを見続けた。
システムによる誤配送が、主人公イラ(ニムラト・カウル)とサージャ(イルファン・カーン)を美味しいお弁当と手紙で繋ぐ。
来る日も来る日もお弁当を食べ、手紙を交換する日々が続く。
そしてある日、イラは、「私達は逢わなければならない」という手紙を書く。物語が動き始める。
確かに話の中心に美味しい「お弁当」があるのだが、残念ながら私には美味しそうには見えなかった。繰り返し「美味しい」という言葉が出てくるのだけど、サージャが美味しそうに食べるシーンがないので、そんな感じがしなかったのかもしれない。あの演技はどうなんだろう?食のテレビ番組にならされた私が、そのリアクションに染まってしまっていて、彼の演技を理解できなかったのか?
いずれにしても、そこだけは不満なのだが、後は何もいうことない。傑作と思う。