ミミック

ある優しき殺人者の記録のミミックのネタバレレビュー・内容・結末

ある優しき殺人者の記録(2014年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

・障害者施設を抜け出した指名手配のサンジュンは、27歳に27人を殺したら昔交通事故で亡くした幼なじみユンジンを生き返らせることを証明するために同じく幼なじみの記者ソヨンと日本人カメラマン田代を廃マンションに呼び出した
・86分という短い時間の中にPOV、ワンカット、電波、暴力、セックス、オカルト、幽体ミミズ、タイムスリップと白石監督を構成する要素をこれでもかと詰め込んだ意欲作
・特に後半日本人カップルが入ってきてからの予想がまるでつかない展開からのラスト5分のドライブ感は他の映画では味わえない体験
・そもそも「神の声」通りに物事が起こる世界そのものがパラレルだとすると、味わいが増す
・寝とられ願望の彼女とナイフを向けながら立ちバックする彼氏たちの暴力耐性がやたら強いキャラなのは笑えざるを得ない
・マンションの一室での力関係の移り変わりや外に出たときの夕日の美しさ、集まった雲の隙間から現れたアレなどワンカットならではの効果的なシーンがいくつもあった、それにしても「こわすぎ」より繋ぎ目がまるでわからなくてすごい
・ユンジン役の子供も成人も可愛すぎない?あとソヨン役のキムコッピは「息もできない」のヒロインか、ことごとくキャスティングもツボをついてる
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