トランストリップの真夜中のネタバレレビュー・内容・結末

つかみどころの無い映画ですが、かなり異質なものがありました。
主人公の豆腐並みのメンタルとか、異国での疎外感とか、登場人物の人間性とか様々なシチュエーションと要因が重なり、
どんどん悪い方へ悪い方へと追いつめられてゆく様は、クリストファー・ドイルによる映像とも相まって、ものすごい苛立ちと不安感を煽られました。
周りの人たちも決して悪い人じゃないんだろうけど・・・素人が催眠術とかやっちゃだめですね。
最後の最後まで救われなかった主人公が不憫でした。
精神を病んでゆくジュノー・テンプルの演技とマイケル・セラのキモさがとても良かったです。