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ウィークエンドはパリでのzoeのレビュー・感想・評価

ウィークエンドはパリで(2013年製作の映画)
3.6
結婚30年を迎えた夫婦が週末に結婚記念日を祝して新婚旅行の際にも訪れたパリで喧嘩したり羽目外したりしながらお互いへの愛を再確認するお話。

この夫婦はいつもこんな感じなんだろうなあというのが伝わってくるから、“パリ”というのが普段と違うだけでそれ以外はいつもの夫婦の日常を描いた作品かな。

半分以上2人が言い争ってたり、お互いへの不満をぶつけ合ってるような場面だけど、そこには常に愛がある。

もうちょっとパリの魅力が伝わってくるような映像だったら良かったかな。エッフェル塔やエトワール凱旋門はもちろん映っていたものの、個人的にはパリの街並みをもっと観たかった。

ラストシーンで3人が店のなかでジュークボックスから流れる音楽に合わせて、ホテルで観たジャン=リュック・ゴダールの映画『はなればなれに』のマディソン・ダンスを踊るシーンが好き。モーガンは胡散臭さが常にあってなんか嫌な感じと思ってたりもしたけど、ダンスは素敵だった。

映像からパリの魅力があまり伝わって来なかったと言いながらも、パリに行ってみたい欲は煽られた。コロナが収まったとしてもヨーロッパ行くのはまだ怖いからあと数年は確実に行けなさそうだけど。

『ノッティングヒルの恋人』は未鑑賞ですが、これをきっかけに観てみようかなと思いました。
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