Yuri

SHIFT 恋よりも強いミカタのYuriのネタバレレビュー・内容・結末

SHIFT 恋よりも強いミカタ(2013年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

セクシャリティーの多様化が認められているフィリピンだからこその映画ですね。現実ではエステラとトレヴァーのケースはあるあるだと思いますが、映画では思い出す限りあまり観たことがないのが、意外でした。エステラは過去にも同じような経験があるけれど、トレヴァーもきっと、女友達として仲良くなっても恋愛対象に見られてしまってというやりきれない経験を沢山してきたんだろうなと最初から、彼の人生を想って少し切なくなりました。恋愛の問題だけでなくて自分に全く非がないのに大切な人が離れていってしまうって、男女でも起こるけど、その頻度が多いのは辛いです(>_<)トレヴァーを演じた俳優さんは大学生にも見えるけど、エステラを演じたイェン・コンスタンティーノは真木よう子みたいな感じで結構大人にも見えるし、劇中の職歴設定も数年単位であるので、何歳設定?と思いました。30代間近で夢見がちでやさぐれててというのなら、若干痛い(爆)後半、トレヴァーはエステラを失いたくないあまりにその感情が友情なのか、恋人よりも大切な感情なのか、悩んでしまって、そこに男装したらめちゃめちゃ格好良いエステラが現れたものだから、「あれ?あり?なの?」って思っちゃったのかな。トレヴァーの辛さもわかるし、絶対無理だと思っていたのに一瞬の可能性が見えてしまったエステラも辛い。いっそ、博愛主義者なら!(爆)状況や感情などすべてを会話劇とチャット画面のみで淡々と見せていくのは、後半は雰囲気があって良かったけれど、前半は動きがないのがわかっているので、寝落ちしました。とても評判が良い作品なので観てみましたが、静かな映画がダメな人はダメだと思います(^^;)
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