AZUL

グッド・ライ いちばん優しい嘘のAZULのレビュー・感想・評価

3.7
学校の人権学習にて鑑賞。

最初の過酷な事実を目の当たりにしたうえで後半のアメリカに行ってからが1つ1つ面白くて高低差のある作品でいい振り幅だった思う。

内容としてはスーダンで内紛状態だった時に子供だった兄妹達が必死にケニアの国境まで歩いて13年後アメリカへ渡る事が決まりアメリカで文化の違いなどを感じながら生活していくヒューマンドラマトゥルーストーリー。

意外と日本にいる私たちはアフリカで内紛していることは知っているけどどれくらいの規模で行われているのかというのを知らない。それを教えてくれるこの作品。

本当に緊迫感が走るしこんなにも過酷な環境で生きているのかというのが伝わってきて何とも言えない気持ちになる。

そしてアメリカに渡ると文化の中などから考え方が変わったり兄妹に亀裂が入りそうになったりコミカルで面白いシーンもあったが先進国である我々に考えさせる描写が多かった。

家族を失う辛さであったり最後のこの作品のタイトルにもなっている嘘が良かった。

でも最初の導入やラストの部分に粗さを感じた。

普通にいい作品だった。
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