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向日葵の丘 1983年夏のドクターのレビュー・感想・評価

向日葵の丘 1983年夏(2015年製作の映画)
5.0
横浜のミニシアター、シネマジャク&ベティで、10/10私の誕生日前日に観ました。
舞台挨拶に、太田隆文監督とみどりの少女時代役の藤井武美さんがいらっしゃり、とても楽しい時間を過ごしました。
個人的にとても心に響く作品で、前半から涙腺が緩みまくりで、ずっと涙していました。
僕は、1974年生まれで、時代設定がほんのちょっとだけ年下の僕ですが、ほぼほぼドンピシャで、とても懐かしく幸せな時間を過ごせました。
常盤貴子さんも田中美里さんも藤田朋子さんも、とても良かったと思います。
少女時代を演じた3人もそれぞれが上記女優陣に見事にリンクしていて、奇跡的作品に仕上がっています。
僕も、高校〜大学時代にかけて通った映画館、横濱日劇を懐かしく思い出しました(だいぶ前に閉館。現在跡地は、ライオンズマンション)。
幻想的な向日葵の映像から始まる今作、どなたがご覧になっても、何か懐かしく、儚げな青春時代を思い出す事と思います。
太田隆文監督は、とても柔和な方で、写真サービス、サインの応対にも丁寧にされてました(パンフレット購入者のみですが)。
こういう映画は、こういう方でないと撮れないんだよなぁと再確認しました(是枝弘裕和監督とお話しした際にも感じた事ですが)。
気さくにお話いただいて、藤井さんと共にサインを頂き、握手してもらいました。
こういう心の奥底に響く映画はなかなかないので、アンテナを張り巡らせ、こういった試写会のようなchanceを逃さないようにしようと思いました。
とにかく、ストーリー展開も絵面も穏やかで、優しい気持ちにさせてくれる素晴らしい作品です。
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