このレビューはネタバレを含みます
役割、立場、関係性、心情それらの微妙な変化を表現する俳優たちの演技、そしてメタファーの色々な表現はさすがの一言。
仏教の中でもよく語られるように、関係性の中でしか、人間は存在しえない。
それはある種運命論的なことにも通じる。
家族とかはまさにその顕著な例である。
この映画で描かれていたように…
じゃあ、自分の境遇が良くないならそれでダメなのか。そんなはずがない。
結局、定められた運命の中で、その役割をどう受け入れその上でどう生きていくか、それが幸福な生き方を求める上で大切なことなんだと思う。