映画館とTVとでの2回の鑑賞をしたけど、全然印象が違った。
映画館で観た時は、やっぱり大スクリーン且つ小さい日常生活音とか風の音とかがリアルに聴こえるのもあって、あの4姉妹の生活に溶け込むように一体となって観れたから、「すず」の周りに気を遣いながら、自分の居場所を手探りで見つけていくあの歳にしては背負いすぎた感情とかに移入して、何度もグッとこみ上げてくるシーンがあった。
逆にテレビだと終始のんびりほっこりと話が流れていくように感じたような。
親の不倫で苦しめられたにも関わらず、自分も不倫に走ってしまう長女をはじめとして、全体的に「やるせない気持ち」が描かれてるシーンが多かったと思う。(前田弟くんが言っていた、親の期待していたのと違う性別で生まれたっていうエピソードもリアルだった)
みんな穏和に過ごしているようで、それぞれの悩みを抱えているものだし、それでも幸せの形を見つけて生きていけたらなって思える作品だった。
