試写会にて。
今までてんで姉妹に興味がなかった私ですが、お姉ちゃんが欲しくてたまらなくなる映画でした…。20代半ばにして、支え合うというよりはそれぞれ別の道を歩くお互いを隣で見守ってるような関係、すごくいいですね。女は女で生きている。3人ともが本当に魅力的なキャラクターでいて、女優さんたちの演技も素晴らしい。
最近樹木希林さんがとても好きなのですが、本作でも脇でキュッと場を引き締めてくれています。
それにしても、これでもか！というほどに「古き良きニホン」を袋詰めにしてカンヌ映画祭出品はあざとさが見えすぎていて個人的には少々興醒め。もちろん全部美しいんですけど…少し押し付けがましいようにも思えました。
また、だからこそ前半の言葉遣いで「アレ」をやたら使うのが浮いているようにも感じました。日本の美しさは四季や文化だけでなく、言語にも宿っているはずです。
