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海街diaryのKKのレビュー・感想・評価

海街diary(2015年製作の映画)
3.8
中学3年の熱い夏
いとこの親が離婚し、その子供と一緒に暮らすことになり、同じ学校に通うことになった。

複雑な家庭について、突っ込んでくる奴は俺の友達の中にはいなかった。

だけど、まさかそのいとこが同じ部活に入るとは思わなかった.....😲

泳ぐ目線、微妙な挨拶、お互いにどうしたらいいか分からない気まずさで1年間過ごした。

俺が卒業する時の寄せ書きでは、
「短い間でしたがありがとうございました」と、全く心のこもっていない、テンプレートな文章がそこにはあった.......


経験している人がどれくらいいるかは分からないけど、親戚だったとしても、今まで別々に暮らしてきた人が、同じ家で暮らすことになった時、それまでの関係でいられるかと聞かれたら、必ずしもイエスじゃない。

たとえ仲が良いと思っていても、簡単に壊れることがある。あるいは、自分の生活さえ壊されてしまうこともある。

あなたはそのリスクを考えてなお、腹違いの妹を引き取ることができるだろうか。


3人の姉妹とすずの微妙な関係。
お互いに、親の話をする時には微妙に気を使う。
3人の姉妹の人間性によってそうとう救われたと思う。
姉妹の中で、喧嘩もするし悪口も言う。
だけど、あんなにお互いを支え合う関係でって素晴らしいと思う。
ウチの兄弟は、あんな関係にはなれなかったけど、本来はああいう姿が理想なんだろうなぁ

でも、父親が出ていき、母親とも仲が悪い状況だったら、あんな風に兄弟の仲は良くなるのかもね。


すずが家族の一員となり、街に溶け込み、誰かと別れ、誰かが死んでいく。
時間は進んでいくし、時代は変わっていく。
それでも前に進んでいくためには、自分が心の底から信じることが出来る人が、ただ1人でもいてくれたらそれは幸せなことだ。



キャストのあまりの豪華さに身震いがしたけど、子役に関しては、やっぱりプロとの違いは感じた。
広瀬すずがスゴすぎるのかもしれないけど、他の子供たちが喋ると大きな違和感があった。
天才と言われる子役が出ている作品はいくつかあるけど、他の子との差があんまり凄いと少しシラケてしまう。
やっぱ広瀬すずは凄い
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