このレビューはネタバレを含みます
若者たちの恋と友情の物語で、それが敵対するイスラエル人とパレスチナ人という特殊なパレスチナの社会情勢によって壊されていく物語でもある。
分離壁をよじ登って恋人に会いに行くオマールだが、それは常に危険…
イスラエル側の襲撃シーンが即物的でどれも良い。見え見えのオチもラストショットではきっちり決めて満足感のあるものにしている。
裏切り関係の見せ方は描写が主人公一人に寄っていてあまりサスペンスが活きてい…
今の時期に観たことで
ガザ地区に壁があること、
イスラエル兵を゙襲撃する意味を
わかった上で鑑賞出来たと思う。
隣人、知人も信用出来ない。
自由に他国に行くことも。
観ているだけで息苦しさを
感じ…
2回目の鑑賞。主人公が暮らしているのは、ヨルダン側西岸地区らしい。ガザ地区と比べて自由があると思ってたけど、主人公は幼馴染に会うために、命懸けで分離壁をよじのぼってた。この壁はイスラエルと西岸地区を…
>>続きを読む『パラダイス・ナウ』の監督による、同じくイスラエルとパレスチナを舞台とする作品。
冒頭、命がけで壁を超えて恋人に会うシーンは、まるでロミオとジュリエット。幼なじみのゴッドファーザーの顔真似が笑える。…
パレスチナの分離壁を主人公は物理的には越えていくんだけど、常に緊張感や疑心暗鬼があって、それに呼応して人間関係もどんどん絡まっていく。
衝撃の展開と暮らしや常識の違いに驚いた。なぜ…の気持ちを紐解い…
制作者が意図したものかわからないけれど、当たり前のようにでてくるパレスチナの‘’常識‘’ひとつひとつにはっとさせられる。ストーリーとは別に新鮮な驚きばかり。
騙し合いの世界の中ですすむストーリーに、…
「抵抗と解放のために犠牲はついものだ」
本作はパレスチナ自治区に住む少年オマールが幼馴染の3人でイスラエル政府軍の兵士を撃ち殺してしまい捕まり、無理矢理にスパイにさせられてからとんでもない展開にな…