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シン・シティ 復讐の女神のCinemanのレビュー・感想・評価

シン・シティ 復讐の女神(2014年製作の映画)
3.6
まさかの結構ハマって見てしまった!!

アメコミのハードボイルドもろの演出で寒いと思いつつ見てたら、寒さが妙にツボに。役者陣の豪華さゆえとも言えるけど、もはやハードボイルドを一周回ってパロディーでやってるのを見てる気にすらなるからかえって良いのか..??
平たく言うと、ドのつくベタさがクセになった。
エヴァのキャラとかね..
みんなのモノローグとかね。
多分爆笑しつつ見るのも正しい見方。
もーど直球のファムファタールに言い寄られちゃう超クールな俺たち..って身も蓋もないんだけど、なぜか見ちゃうんだよなー。

映像表現の大胆さが良かったのかも。いっそのことはっきり物語ですよ、ファンタージーなんですよ、という見せ方をしてしまう英断。テーマ性とガッチリあってて好きだった。
正直今日の007もこの手で行くべきかも。ファムファタール引き連れたクールな俺の物語の新基軸はもうこの方向性じゃないと打ち出せないのでは、と言う意味で。
リアル路線は行けば行くほど己の首を絞めそう。

ブローリンの野生味と無骨さは、今日のハリウッドでは貴重だなあとつくづく。
無骨だし渋いんだけど、Mっぽさがプンプンするのが彼の良さだよなあ。この役ははまり役。
意外に前髪長い方が似合ってるかも?
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