めっちゃ好き。
観てて小っ恥ずかしくなってくるほど、
コテコテのまさに
"ハートフルラブコメディ"
って感じの映画ではあるねんけど、
やっぱりアダムサンドラーと
ドリューバリモアの等身大の
演技の賜物か、ずっと笑いっぱなし、
ほっこりしっぱなしやった。
舞台のアフリカの、動物、文化、
風景も、このドタバタ感に
さらなる奥行きを与えてくれる。
たまに出てきてわけわからん
歌を歌うアフリカ人
("チャーリーとチョコレート工場"の
ウンパルンパ的存在)のうざさすらも、
なんか知らんけど愛おしい。
そう、"アフリカ"の不思議な魅力が、
何もかもを包み込んでくれるから
なんやろうな。
お互いに子供を持つバツイチ同士の
カップル故に、恋愛要素よりも
子供の成長とか、お互いの家庭の事情とか、
ヒューマン要素が強めなのも
観やすい理由なのかもしれない。
2014年の作品ということで、
俺の記憶では今のように"ポリコレ"
とか"LGBT"みたいな言葉が
一般的になる前の作品ということもあって、
やや古くさい男らしさ、女らしさの
押し付けやそれらから解放されるべき
という二つの要素が絶妙に
絡んでくるところも見応えとなっている。
もちろん説教くさくはならず、
それらも全てコミカルに描かれる。
登場人物もアホばっかりやけど、
イヤミがなくてなんやかんや
いい人ばっかり。(ある一人を除いて)
映画は基本部屋を暗くして観るけど、
爽やかな晴れた日に窓を全開にして
観たのも正解やった。
休日に、開放感に浸りながら、是非。
