「クリケットが盛んなインドで豪速球投げられそうなやつ見つけてきてMLBに契約させたら金になるんじゃね？」という全くもって邪な理由でインドに行き、野球を全く知らないレベルから、MLBとの契約にこぎつけようとするエージェント、という話はそれでもまぁまぁ面白い。
え？実話？バカじゃねーの。
…と思えましたがね。
まぁベタなアメリカンドリームであり、その後の2人がどうなったのかを細かく描写しない所にハリウッド的なズルさがありますけどもね。
サッカー、クリケット、その他諸々的なインドスポーツ事情で、中々ベールに包まれたインドのベースボール事情をこれっぽっちも示してくれてない物足りなさもありますけどね。
何事にも始まりがあって、それがここからなら…ええとてもいい話だと思います。
日本のプロ野球で活躍していてもなかなか活躍できないMLBでど素人が？とも思えますが、あの人口からならあり得る確かに。
『マッドメン』をはじめとするテレビシリーズものが多いせいか、出番がそれほど多くないながらもそこそこの存在感があった『ザ・タウン』の捜査官役以来、久しぶりに見たジョン・ハムさんですが、これがまたいい塩梅でしてね。
面白い俳優さんだなと思います。
少々華がないのが残念ですが。
あとビル・パクストンさんね。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の軍曹役も悪くはなかったですが、『エージェント・マロリー』のお父さん役みたいな、物静かで頑固な男やらせたら素晴らしいですね。
何より特筆すべきは背の小さいピトバッシュとかいうインド俳優さんね。ウザかわいくて最高ですわ。
『ミリオンダラー…』って、野球できなくなって安楽死させられちゃう映画じゃないだけ良かった。(※配給ディズニーです
