僕らは長い間、ずっと待っていました。。ホラー映画におけるブルース・キャンベル以来のヒーローを。。
まさかその後継者を我が日本、大泉洋(ストパー)が担う事になろうとは……！！！
日本のゾンビ映画で常々感じてたのが「ゾンビが好きだからってゾンビ映画撮るな！」という思いでした。基本みんなゾンビ好きですし、撮りたくなるのも分かりますし、低予算でできそうだし、演技力もいらなそうだし…結果、毎回酷い事になって、ゾンビ映画全体のイメージダウンになるという悪循環が生まれてるのが凄く嫌でした。
この作品はそんな不安を、ジンクスを１８０度覆してくれた歴史的名作だと思います！既に海外でも評判のようですが確かにコレは世界に出しても恥ずかしくない完成度。高みの見物であった韓国や香港映画界もふんどし締め直した事でしょう。ふんどしないか。。
まず何と言っても突然訪れるパンデミックで崩壊してく都心の様子がノンストップで描かれた前半がスゴイ！！原作が連載漫画なので難しいとは思いますが、もしあの疾走感がマッドマックスのように最後まで続いていたら…間違いなく今年１位の作品となっていたでしょう。
万人受けを無視したあのグロ描写には拍手を送りたい。
後半はジョージ・Ａ・ロメロよろしくアウトレットモールで生活なんですがこれはこれでゾンビ映画お決まりの展開を踏襲し、尚且つオリジナルギャグがミックスされて面白かったと思います。
そして何といっても冴えない男が…ブルール・キャンベルがの如く覚醒するシーンですよねぇ。。最高！
覚醒後も妙なクドさもあるけど…あれがないとむしろ味わえない不思議な高揚感も得られる事ができました！
よくよく見ると『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の漫画家さんなんですね。確かにパターンが同じですね！いや、大好物なパターンです。
ミッキー・ロークも泣いた(大嘘)有村架純ちゃんの猫パンチが一瞬しか登場してないという謎も含めて…やはり続編作っちゃうのでしょうか？？
これを越えるのはなかなか至難の業だと思うのでよした方が良いと思うけど…まぁ決定したら初日見るでしょうねぇ。。
