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アイアムアヒーローのmiaのレビュー・感想・評価

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)
5.0
あらすじ

いつか自分の作品で売れることを夢に
都内で漫画アシスタントをしている
鈴木英雄35才( #大泉洋 )
30を超えて未だちゃんとした
職にも付かず夢を追い求め、
生活費もなんとか食いつなぐ日々
長年同棲している彼女にも
見捨てられる寸前の冴えない男だ、

英雄自身もまたいつまでも
自信がなく変われない自分に
人生を諦めかけていた、、、


そんなある日仕事を終えて
アパートに戻ると彼女の様子が
おかしい、突然体が痙攣しだし
英雄襲いかかってきたのだ!!

なんとか振り切り家から
飛び出した彼の目の前には
想像もつかない恐ろしい
光景が広がっていた、、、

空には自衛隊ヘリが飛び回り
交通はパニック状態、

彼女だけではなく
街中でも同じような異変を
起こした人間が普通の人間を
襲っているではないか!!
ただ事ではない雰囲気に
叫び逃げる英雄だったが
その道中助けて欲しいと
女子高生(有村架純)とも出会う、
なんとか都内から脱出することに
成功した2人は、
携帯で情報を調べると
どうやらこのウィルスの名前は
ZQN(ゾキュン)といい
富士山に登ると感染力が弱まる
らしいという情報を知る

そして2人は富士山目指して
なんとか生き残るため協力し
究極のサバイバルを始める!!!


という感じです!!

邦画のレビューは基本
投稿していませんが
どうしてもこの作品はレビュー
したいと見終わって物凄く
思えるほどよく出来ていた!!

日本ここまでできるじゃん!!!
ゾンビ映画でよくここまで魅せてくれた!やればできるじゃないか!!

と興奮してスタンディングオーべーションしたいくらいでした!!笑

なぜここまで私が思うのか
というとゾンビ映画という点、


そもそもゾンビ映画の原点は
日本ではなく海外で生まれたもので
当初は墓から死人が這い出してくる
というのが主流だった、

海外では死んだ人をそのまま
墓に埋めるので、
腐った死体が墓から出てくる設定は
至って自然な流れだが
日本は火葬なのでその設定は
当時としては大変想像しずらく
ましてやゾンビが日本で
動き回るという映画は
馴染めないため恐怖が半減するのだ、



(最近だと軍のウィルスなど
土から出てくるというゾンビの根底が時代ととも変わってきているが脱線するのでその話はまた今度♡)

そのため昔から日本製ゾンビ映画
は全体的にみてもあまり
数も作られていないし
日本独特の怖さを最大限に生かした
貞子や呪怨などの幽霊ジャンル
いわゆるtheジャパニーズホラーが
大半を占めてきた、

なので海外に比べてゾンビ映画だけみるとクオリティの低さが否めない、

なおかつ海外は銃社会、
ゾンビ映画といえば拳銃が
お約束であるが日本では
これまた想像がつかない、

だが、この映画(漫画)では
その弱点をうまーく成立させ
なおかつ銃を持っていない
ということをプラスに利用して
お話を展開している、

つまり日本のゾンビ映画を
作るにあたって盲点とされてきた
ポイントを上手に逆手にとっている!

見ていて脚本もすごくまとまっていて
海外ゾンビ映画では見られない
日本人特有の集団行動、消極的なところ、直接口では言わない独特の支配関係など演出がものすごく良かった!!
このことから海外の人から見ても
大絶賛されたという点も納得できた、

そこへきてまた最高なのが
海外に劣らない特殊メイクの
クオリティの高さ!!!
メイクチームの日本魂を感じた!!
グロさも申し分なかった!!!


役者陣の演技もさすがで
我ら北海道のスターwww
大泉洋さんの演技力には
改めて見直すほどだ、
キャラにあっていたし、
銃を撃つシーンの「ハーイ」いう
セリフや人間味のある
カッコよさには鳥肌がたった!!

あと個人的には大型百貨店を
拠点にするっていうのも良かった!
#ドーンオブザデッド を
彷彿とさせオタク心をくすぐられた、

全体を通して日本のゾンビ映画だって
こんなにできるんだ!!
日本なめるなーーーって
いう気持ちがひしひし伝わってきて
もうなんか私泣けたっす!!
今後の日本ホラー界への
期待値が上がりました(´;︵;`)♡

ホラーオタクは興奮して
いろんな意味で嬉し泣きしますw

一般的には予告よりグロく
怖いと感じるかもしれませんが
笑えるシーンも沢山あります!!

本当にかなりオススメできます!
ゴリ押しです♡
mia

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