ZQN発症までの改変がめちゃくちゃ上手くて感心した。映画で語るテーマだけをうまく切り取っててすっきりしてる。まぁ原作の鬱屈していてネチネチした感じも花沢健吾イズム全開で大好きだけど。
本当にカッコいいところを見せるまでの葛藤と、ついに勇気を出して一歩を踏み出すところにカタルシスを持ってきてるところに感動。あの鏡のシーン！
アクションめちゃくちゃ激しかったりグロかったりももちろん最高！でもそれ以上に一言では表せないような花沢健吾の魅力をメジャー作品用に伝わりやすくしていることに興奮してしまう。
っていうかあの編集部の壁、毎週買ってた頃のスピリッツが貼られてて泣きそう。浅野いにおにも笑った。
キャストもよかった。原作ファン的に大泉洋はそこまで適役じゃないかなぁと見る前は思ってたけど、映画の主人公は大泉洋そのものだった。有村架純の何か期待させるような勘違いさせるようなファンタジックな、それでいてオッサンには理解し難いJKという生き物にピッタリだった。長澤まさみも強くて弱くてかっこいい、あとマワされてる的な表現から逃げてないことにも拍手。一番原作キャラに近かった。
とにかくめちゃくちゃおもしろかったし原作好きでよかった。
