Yoshishun

アイアムアヒーローのYoshishunのネタバレレビュー・内容・結末

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

先週はヒーローじゃないスーパーだったので、今週は俺待望のスーパーじゃないヒーローだぁぁ!!!!!

フォロワーのみなさんのあまりの高評価っぷりで観に行かないわけがないと思い、再び宇城へと飛んでいきましたw正直監督が嫌いなやつだったので当初は観る予定じゃなかったんですが、R指定とシッチェスでの受賞、そしてフォロワーの方々のレビューを拝見して鑑賞を決意しました‼

ちなみにまた4DXを体験したことについては深く言及はしない。

今やクズ作品の宝庫となり果ててしまった最近の邦画界において、本作は邦画の歴史に残る傑作として君臨してきた。これまでのゾンビ邦画は、造形も描写も物語もゾンビ並みに腐っていたが、ここにきて元祖ゾンビに近く、更にその一歩先を行くゾンビ、通称ZQNが出現!過去の記憶が残っていて、何かとブツブツ呟くその姿は、新鮮に感じながらも、かなり不気味。このZQNがいるからこそ、本作は輝いているのだ!「佐藤監督……何で星人は手抜いたんだァァァ!!!」と叫んだ、心のなかで。

本作における過去のゾンビ映画の要素もたっぷり。ヘッドショットやデパート、更にゾンビより恐ろしき人間……こんなのテンション上がらないわけないじゃないの(*≧∀≦*)主人公・英雄が持ってる猟銃なんかもかなり(?)旧式なのにかっこよかったぞ~ww

そして、ZQNどもにひけを取らないキャストの熱演!特に有村架純と長澤まさみという二大美女に囲まれながらも、英雄というダメ男を演じきった大泉洋には脱帽。原作のイメージ通り、大泉を選んだヤツも凄い!

ただ弱冠、有村架純の扱いが悪かったかな。特にクライマックスではただオぶられたり、座ったりと出番なし。せっかくの半ZQNという美味しい設定をもうちょっと有効活用してほしかった。まだ他にも色々突っ込みどころはあるけどねwタクシーぐるぐるで無傷だなんてあいつらもよっぽどZQNじゃねーかって話ww

ここまで書いといてあれだけど、漫画は1巻だけ無料立ち読みしたぐらいです。なので本作の転機となる彼女の変貌が実写では完璧に再現されていたので、感動してしまいました。また、英雄の「はーい」にも感動。更に高跳びZQNの再現……凄い。

今の邦画の技術でここまで描けるのかと感心しつつ、この成功によってまた新たな実写化ラッシュが発生するのではという恐れもあります。実際ジョジョや銀魂等が決定したしね。ただ、これから観るであろう多くの実写映画を通して、本作と比べてしまうことが多くなるかもしれません。そのくらい、漫画の実写映画としては大成功と云えるのではないでしょうか。

なお、本作はR指定というルールをフル活用してかなりグロテスクです。もう、凄いw邦画の限界を見てるようでしたww「殺し屋1」なんかも18禁でそこそこのヤバさでしたが、原作既読だったため全然観られました。しかし、本作はグロテスクなだけでなく、驚かせ方も近年のどのJホラーよりも上手い。思い返せば、多分5回くらいは席を飛び上がりましたねwなのでアトラクションとして観るのも良いかもね。

そういえば、タイトルコールってエンディングだけだったな。映画に集中しすぎて意識してなかったわw

続編もあれば、是非観に行きたいと思います。ウイルスの感染源もわかってないしね~('ε'*)こういう設定もある意味ゾンビ映画の醍醐味ですけどね~( ´∀`)また、色んなお笑い芸人をZQNにしてほしいですねw映画界にはびこる芸人は俺はキライです。

ではでは、このレビューを見て、周囲の人々には警戒するようにしてくださいね。……家族が、友人が、そして、あなたもZQNかも(ФωФ)…………
Yoshishun

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