このレビューはネタバレを含みます
久々に見てて幸せになれる映画に出会えた。
シェフが題材の映画はよくあるけど、ズバ抜けて出てくる食べ物が美味そうに見える。本気で美味そう。
音楽の使い方もすごく良くて土地ごとに曲の雰囲気が変わってくことで一緒に旅してるみたいな気分になれる。
ツイッターの炎上だったり、それを逆手に使った一種の炎上商法だったりも現代的で入り込みやすかったし、あのツイッターの鳥が飛んでく感じが凄い好き。
そして何より、このスコアまで持ってたのは親子の関係。
親子愛を描いた映画はよくあるけど、この映画は個人的に息子が親父をみる姿が凄い心に残った。
自分が生きてきた環境も親の背中をよく見ることが出来た環境だったから、旅の中で良いことも、悪いこともみて成長していく姿に尚更、共感する部分があったのと、自分もやっぱりそうしたいって気持ちにさせてもらえたのが一番デカい。だからラストの電話のシーンが自分が親父から言われてるみたいな気になれた。
凄く個人的なレビューではあるけど、親父の背中ってものをしっかり見れるそんな作品だと思う。