Solo1968

シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのSolo1968のレビュー・感想・評価

2.5
この数年後にジョンファブロウ監督の魅力に感服するが、当時の自分には 世の中の多くの評価とは随分と異なる感想の作品。


アイアンマンの化け物スケールのヒット作品の監督が主演で作り上げたとてもシンプルな料理にまつわるロードムービーで、ご本人がお料理への拘りもお持ちで確かそういった番組まであるという!!映画監督と料理人?の二足の草鞋を履く多彩な監督。

個人的にアメコミに思い入れが少なく アイアンマンシリーズなども普通に軽快に楽しめたがそれほどまでの感動は僕には無くて、本作は その後にこの作品からの影響でそれを実践して一大ブームまでを実世界で作り上げた
一流レストランに務める一流シェフが一発奮起して、キッチンカー一台で各地を周り各地の様々な美味しい食材を取り入れて、人気がでる、サクセスストーリー。


作品中に出る様々な料理がとにかくどれもよだれもので、この監督さんの料理への拘り、だからこそ!なんだろう。
そして、陽気なキューバ音楽もそれらの料理を一層引き立てる。

美味そうで、食べたくとも
コンビニで売ってないような食材ばかりで、日頃の僕の食卓には出る機会の少ない食材と料理の美しさは終始突き抜けていた。

ゲスト、出演の スーパーセレブのあの二人も視聴者にとっては、待ってました!と言わんばかりのキャラ設定で、エンタメとしてのサービス精神も大盛りだ。


僕が 世の中の大半の方々のもつ本作に対する高い評価と異なり、なんか今ひとつと思える点は下記。

①恐ろしいほどにとんとん拍子
 なので、苦労苦難を乗り越えた成功場面への感動が少なめ
②料理のシーンのリアル志向と相  
 反する おんぼろのキッチンカ
 ーを入手してからメンテナンス
 して開店するまでの非現実的な
 描写。そう簡単にあんなに綺麗に厨房機器の汚れはもどりませんてば、。
③主人公の息子が、めちゃ素直す
 ぎて、現実感が無いと感じた。
 聞き分けが良すぎる、。
 そして、飲み込み、料理未経験
 なのに、何十年修行した人並み
 のスピードでの調理補佐を瞬時
 に習得してしまうドラマの都合
 が感動を遠ざけてしまった。



この数年後に取り組み、自分をはじめとしたスターウォーズマニアや大なり小なりいろんな拘りのあるスターウォーズファンの心をたちまち集める事となったマンダロリアン でこの監督の凄まじい映画愛と表現、センス 塩梅 だからこそ、一流なんだなぁと気づくことになる
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