超絶陽キャ映画。
最後までびっくりするくらい陽気。
ドラマ的なジレンマもセッティングだけはしっかりあるのにまぁまぁそんなのは置いといてこの料理美味しいでしょう？みたいな剛腕で幸せな家族愛と仲間愛を振る舞われる。
会話がずっと面白い。
Twitterになれないカッとなりやすいおじさんシェフが色々後輩に聞きながらTwitterやろうとするけどもう危なっかしくて面白すぎる。
料理シーンが大変美味しそうで格好いい。
主人公の境遇は一時的に追いやられるけど周囲の登場人物が皆彼に悪感情を抱いていないので応援してくれるし愛されてて最近では珍しいくらいすっきりと楽しい。終わりに至ってはあっさりしすぎてて笑ってしまった。起承結、て感じだった印象だけどそれで別に嫌な気がしないところがすごい。
憧れる理想的コミュニケーションの形が親子、友人、元嫁ごとに詰め込まれており見てて悪い気持ちになる瞬間が一欠片もないという珍しい映画。そういう意味ではトップガンとかなり近い圧倒的陽キャ映画。カラッとしてる。実際の陽キャがクソなのは純然たるこの世の真実なのだが、陽キャだけが集まって素晴らしい理想郷を作るとしたらコレ！て感じの幸せが詰まってる。こんなものにまでこき下ろすような物言いをする陰気な僕でも心洗われる素晴らしい映画。ジョンファブローマジですげえ。
