LEO

シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのLEOのレビュー・感想・評価

4.5
家族ともうまくいかない一流シェフが人気ブロガーとSNS上で喧嘩したしたことで店をクビになるが、キッチンカーを始めたことをきっかけに全てを取り戻す話。

こんな素敵な作品があったなんて全然知らなかった。
そして製作・監督・脚本・主演の4役を務めたジョン・ファヴローが『アイアンマン』の監督で、トニー・スタークの運転手ハッピー・ホーガンだったってことも本作で初めて知りました。
凄ぇな。

登場人物がほぼみんないい人!
親子の絆、元妻との絆がもうハートフル。
バトルをしていた人気ブロガーも実はいい人!結末が最高!!
それに助手のマーティン、せっかくスーシェフに昇格したのに主人公を慕って手伝いに来るなんていい奴すぎるわ〜〜!!!

それぞれのカットや音楽の差し込み方、それにセリフのチョイスも含め全体的にセンスの良さが滲みきってる!
オーナーが定番メニューを出せと説得するシーンで、「ストーンズのライブでサティスファクションを聞け無かったら?」なんて言われたら納得するしかないもんなぁ。(結局は間違いになってしまったんだけどね)
エンドロールでジョン・ファヴローが料理の指導を受けるメイキングシーンがあったけど、本編で本当に本人が、しかも本当にプロの料理人レベルで調理してたのも半端ない本気度を感じて良かった。

BSでやっていたので何となく録画しといたんだけど、期待していなかったぶん思いがけない素敵なプレゼントを貰ったような、最後に“諦めない人生は素晴らしい!”と言いたくなるような気分になった作品でした。
オススメです!
LEO

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