一流レストランの天才シェフ、カール。元々は新進気鋭のシェフだったけれども、今はやりたい事が出来ないしがらみに悩まされている。そんな彼に追い討ちをかけるような批判的ブログ。ついにカールはオーナーと喧嘩をしてクビになってしまう。
落ち込むカールは、別れた妻と息子と、自分の原点であるマイアミに行き、キューバサンドイッチのフードトラックを始めるという新たな一歩を踏み出す…
監督は、主演・脚本・製作も全て行った、ジョン・ファヴロー(『アイアンマン』)
監督という職業は実はやりたいことができない。でも、この映画で自分がしたい事を好きなままにしてるという実際の彼の楽しさ・嬉しさが、そのまま出ているような映画でした。
低予算なのに『アイアンマン』のスカーレットヨハンソンやロバートダウニーJr.が出演しているのも監督の人望についてきたからだと思うし、映画でも同じように、カールにジョン・レグイザモ演じる部下が地位と仕事を捨ててついてくる。
そんな、監督とカールのシンクロを感じました。
皆がファブロー監督とカールの事が好きで、それは、明るい人格でもあり、ものを楽しんで愛を込めて作っているからではないだろうかと。
料理をしている時のカールの笑顔が最高でした‼
料理やものを作る歓びをひしひしと感じる事ができた‼
そして笑えるんだ♪流れるようなセリフとか面白いし、脇役キャラクターも愉快‼
笑いながら、ニコニコしながら、ぼろぼろ涙がでちゃう。
後半の、息子と仲間とのロードムービーってところも素晴らしくて… 息子役のエイジェム・アンソニー君、名演技♪
音楽最高‼ マイアミからLAへの旅で、その土地にあった音楽が流れ、基本的にはキューバミュージックで全体的に明るくて陽気♪
で、とにかく食べ物っ‼‼めっちゃくちゃ美味しそう‼‼音楽と同じくその土地の食べ物も出てくるし、全部食べたくなる♪本気でよだれでるw
心地よい余韻。
アメリカっていいなぁ♪
生きるって楽しいなぁ♪
おいしい食べ物と音楽と仲間がいればそれだけで良し♪
