タカナリ

ミュータント・タートルズのタカナリのレビュー・感想・評価

ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)
3.8
「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」の実写化リブート作品。
カメの忍者・タートルズが、犯罪組織フッド軍団と宿敵シュレッダーに挑みます。

これより以前に実写化はされていて、今回のはそのリブートです。タートルズを知らない人でも安心して見れます。
今の時代での実写作品なので、タートルズの造形は若干気持ち悪いです。好み別れると思います。私は好きです。見ているうちにカッコ良く思えました。

タートルズは4人とも個性的です。
短気だったり、お調子者だったり、メカに強かったり。
見た目同じなんですか、色違いの鉢巻の他、口調や性格、動き方なんかでどれが誰かが分かるようになっていました。
最終的にはラファエロが好きになりました。
あと、ラストの連携は最高でした。

宿敵であるシュレッダーの鎧のデザインも個人的には刺さりました。腕から大量の剣をガシャッと出す瞬間が滅茶苦茶好き。
投げた剣が戻ってくるギミックも好き。
武道の達人が使う鎧ではないと思いますけどね。肉弾戦メインでもっと見せて欲しかったです。

気になったのは、ヒロインであるエイプリルの頭の悪さ。
「しゃべるカメの忍者が戦ってた」なんて誰も信じるわけないのが分かってるなら、もっと現実的な証拠を揃えるべき。圧倒的に証拠不足だし調査不足。
隠し撮りするにしても、フラッシュ焚くとかありえない。
一応の理解者がいたのは救い。

約30年ぶりにタートルズに触れましたが、思った以上に自分の好みに刺さりました。
面白かったです。
次の〈影~シャドウズ~〉にも期待。