囚人13号

ビーナスの囚人13号のレビュー・感想・評価

ビーナス(1990年製作の映画)
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監督相対評価★3.5

人間の曖昧な記憶を正確に映像化するとこうなる、このコントラストは発明。写真的フレームによる光景の嘘、やはり記憶を二次元化させているがカメラはそれに反抗して動き回る。
如何にして観客をスクリーンの平面世界から脱却させるか、何重もの離脱はここにはないものの物語映画とは一番距離を置いた視覚的(視覚のみの)没入、スクリーンを唯物化してしまう感覚に真骨頂を見る。
囚人13号

囚人13号