二人の会話だけでもドラマは成り立つものですね・・・

出演者はキーファー・サザーランドとジョン・ハートの二人と云っても良い作品でした。しかも教会の告解室での殺人を犯してきた男と神父の会話が全てと云っても良い展開です。

自ら犯した殺人を正当化する男と悔い改めさせようとする神父。しかし男の懺悔が進行すると共に展開が読めてくる。それでも二人の演技に何故か引き込まれていきました。ネタバレになりそうですから詳細は書きませんが副題が・・・。

短めの作品で激しいアクションも有りませんでしたが満足できました。

キーファー・サザーランド、ジョン・ハートの会話劇。
教会での懺悔室で交わされる崇高な問答。
罪とは、悪人とは、死とは・・・。
その問答から導かれた答えとは。
退屈になりがちな会話を、短いチャプターで小気味良く区切り物語を進める手法に好感が持てます。

もともとテレビシリーズを繋いで一本の作品に仕上げたもので、映画としては「どうかなぁ？」と思いますが、二人の演技力でなんとかカバーされたかなと思う。

純粋に良かった。 信仰と罪と贖罪が上手く重ね合わさってる。復讐か。