福福吉吉

22ジャンプストリートの福福吉吉のレビュー・感想・評価

22ジャンプストリート(2014年製作の映画)
3.5
◆あらすじ◆
高校での潜入捜査に成功した警官コンビのシュミットとジェンコは、大学でワイファイという新型麻薬が流行していることを受け、再び潜入捜査を開始する。しかし、ジェンコはズークという気の合う友人を得て、彼とともにアメフト選手として活躍し始め、シュミットと袂を分かつようになってしまう。

◆感想◆
「21ジャンプストリート」(2012年)の続編です。

ストーリーとしては前作とほぼ同じはずなのに、一つ一つの定番の笑いがしっかり面白い作品になっていて、頭脳派のシュミットと運動能力の高いジェンコのコンビがあちらこちらでトラブルを起こしまくります。

シュミット(ジョナ・ヒル)はなぜか今回も女性と接点を持つようになり、成り行きで女性と一晩を共にします。相手と適当に話を併せるシュミットの特徴なのかな。また、運動能力に進歩はなく、アクションシーンでのギャグメーカーとしてその鈍い動きが笑わせてくれました。

一方、ジェンコ(チャニング・テイタム)は元々、体育会系のノリのある人物なので、ズーク(ワイアット・ラッセル)の捜査をしているうちに彼と気が合ってアメフト部で大活躍していきます。カッコ良いのですが、なぜかジェンコには女性と縁がなく、マッチョで馬鹿な面々とその道を邁進します。

2人は捜査になると見事なぐらい失敗を続けますが、その中で少しずつきっかけを掴んでいく展開は定番の面白さがありました。制作側も新しいことをやろうなんて考えず、同じ面白さを提供しようとする潔さがあって、笑ってしまいます。

アクションシーンではジェンコが大活躍して、シュミットが笑いを提供する凸凹展開が今回も満載で、ラスト以外は大概、街を破壊して終わっており、コメディに徹していました。

本作も面白かったです。ラストのスタッフロールの悪ふざけも面白かったです。続編をやる気ないのが分かるエンディングに笑いました。

鑑賞日:2024年4月16日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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