ゆるくて雰囲気のいい邦画、ってくらいにしか思ってなかった。
ずっと観たいと思いつつ頭の片隅に放っておいたのをとても後悔している。
ナメててすみませんでした。
安藤サクラ、一生ついていきます。
と、惚れるくらいにかっこよかった。
よくわからんおっさんに処女を奪われ、初めて好きになった男に捨てられ(男に捨てられるって表現好きじゃないけどこれが一番伝わりやすいので)、これがもし自分の人生に起こったとしたらわりと立ち直れないし、このまま泥まみれの恋愛モノで最後までいくのかなと思ったんだよ。
ところがその怒りとか、悲しみとか、やるせなさとか、恥ずかしさとか、そういう感情を全部ボクシングへ打ち込むエネルギーに変えていくんだ、一子は。
熱い試合のシーン、思わずちょっと泣いた。
百円分くらいね。