「立てよ!この負け犬!」
仕事がうまくいかなくてどうしようもない夜に、どうしようもないやつの成長ストーリーを観た。
「まぁ人生うまくいかないことばかりだけど、戦ってみるのも悪くないかもね?」なんて隣で寄り添ってくれるような映画だ。
登場人物みんなダサくて、どうしようもなくて、負け犬ばっかりなんだけど、もがきながら生きている姿がどこか愛おしい。
一子の成長していく姿には胸を打たれるけど、だからといって綺麗事では終わらないバランスも心地良い。
自分は、こういう一つ一つの描写に嘘や綺麗事が一切ない真っ直ぐな映画が好きなんだと思えた。
最後のクリープハイプの主題歌は元々好きだったけど、この映画を観てから聴くと
「負けたのは戦ってたから」
って歌詞がまぁ沁みる。