じーつー

百円の恋のじーつーのレビュー・感想・評価

百円の恋(2014年製作の映画)
4.2
出てくる出演者それぞれのキャラが絶妙で良かったです。
100円ショップの賞味期限切れの弁当を盗みに来るおばちゃんとか、おしゃべりでゲスな同僚とか、実際にいそうな変な人ばかり集めいて特に男の登場人物は店員しかり、彼氏しかり、ボクシングジムの会長しかり9割型クズっていうのが最高です。みんな一子に対して優しくせず、本性むき出しで付き合っていくのが人間らしかった。

何より安藤サクラの本気の役作りと演技に鳥肌が立つくらい引き込まれた!

日本の労働者階級の日常をリアルに描いた人間ドラマ。笑えるし、感動するし、なにより見ていて楽しい映画。武正晴監督の次回作が早く見たくてしょうがいないです。