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富江・最終章 禁断の果実のガリのレビュー・感想・評価

富江・最終章 禁断の果実(2002年製作の映画)
2.8

富江5作目かな?

今回のテーマは父親が選ぶのは
富江か娘か。そして盛り沢山。

1番思考を凝らしていたように感じた。

今回のスタートは
行方がわからなくなった友人を探すと、首吊り自殺をした友人の足元は血だらけで、ノコギリもありからのスタート。

いじめられ、パンを買いにパシられるトミエ。これが今回の富江か?と思うも
宮崎あおいのいじらしいいじめられっぷりに富江要素はない。

しかし友達になろうと現れた妖艶な富江。
初めての友達に富江。
美しい富江に魅了されるトミエ。
富江の力は女性をも狂わせる。

自宅に富江招いた。
そこで対面したトミエの父親。
富江は明らかに父親を知っている。
わが子の名前をトミエにしたくらいの父親、娘の友人の富江に反応する。

富江にどんどん魅了される娘トミエ。
そして、富江にロックオンされた父親。

あの時、首吊り自殺した男の友人であり
初めて愛した女が富江な父親。

〝 25年前のあなたになって愛の続きをしよう〟と富江に言われた父は
すぐさま狂いだす。

妻の仏壇を燃やし、娘を殺せと言われるも、、

父親というものは富江を選ぶのか
娘を選ぶのか。。

そして娘も富江マインドにかかっているが故に

かなり富江がエキセントリックな感じになってます。

ちょっと今までと雰囲気が違っていて、
富江は男がほしいのか、愛情がほしいのか、自分以外への愛が許せないのか、

愛されたいのかというより、
母からの愛、父親の愛への妬みというのを感じた。

富江としてはあまり魅力を感じなかったけれど
富江がほしい愛は男が狂ってまで自分を必要とする事は違うと思った富江を感じた。

富江の歪んだ愛への執着に終わりはあるのか、、
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