タスマニア

ベネディクト・カンバーバッチ ホーキングのタスマニアのレビュー・感想・評価

3.0
スティーブン・ホーキング博士を描いた作品。
私の中では「博士と彼女のセオリー」のエディー・レッドメインと今作のベネディクト・カンバーバッチを比較せざるを得なかった。
最近見た「博士と彼女のセオリー」でエディー・レッドメインが見せたALSの進行具合の演じ分けが素晴らしすぎて、ベネディクト・カンバーバッチがその印象を上書きするほどではなかったという印象。

ストーリーとしては「博士と彼女のセオリー」がALSを患わったホーキング博士の生き方や周囲の人間との関わりにフォーカスしているのに対して、今作では彼が博士論文のテーマとしていた「宇宙の始まり」の学術的な内容、結論を導き出すまでのプロセスに強くフォーカスしているような印象を受けた。

あまり強いメッセージ性はなく、彼が発見した内容の素晴らしさと発見するまでの背景や過程を淡々と描きたかったという感じなので、私的にはいまいちだったかなという印象。
タスマニア

タスマニア